今日は2つの文から学びます。

 

 

①The quadrennial meeting of the US electoral college is usually a formality along the way to a presidential inauguration - a vestigial political event that long ago lost its power and relevance.

アメリ選挙人団の4年に一度行われる会議は、通常、大統領就任式に至るまでの形式的なものです。これは、遥か昔に権力と妥当性を失ったものの名残の政治イベントです。
 
quadrennial 4年ごとの
 quatroが4を表します。single,double,triple,quadruple・・・と続きます。
 
formality 形式的な手続き
 formalに儀礼的な形式ばったものという意味があります。
 
along the way ここに至るまでの道
 alongは「何かに沿って」という意味があり、”along the way”→「道に沿って」→道半ばで、道すがらという意味になります。
 
inaugration 就任式
 inaugurateという動詞もあり、就任させる、任命するなどの意味があります。
 
vestigal 痕跡的な、名残の
 vestigeという名詞があり、痕跡、名残のような意味です。生物学的に使われると「退化した」という言い方もでき、"vestigial wing"で「退化した羽」とすることができます。
 
relevance 関連性、妥当さ
 "be relevant to" 「〜と関連性がある」というイディオムが有名ですね。それの名詞バージョンです。
 
 
 
②Given that the House of Representatives is controlled by Democrats, the official electoral college tally will have been duly certified by the states on Monday and federal law is on Mr Biden's side. Mr Trump's chances of success in the real world, however, sit squarely at zero.
 下院が民主党に支配されていることを考えると、公式の選挙人団の集計は月曜日に州によって正式に認定され、さらに連邦法はバイデン氏の側にあります。トランプ氏の策略の成功確率は正直なところゼロであると言えるでしょう。
 
House of Representatives アメリカの国会の下院
 representativeは形容詞で、典型的に表す、代表するの意味をもちます。
 
tally 集計
 動詞に使われることもあり、集計する、勘定するのような意味があります。
 
duly 正式に
 「正しく、時間通りに」という意味をもつ副詞ですね。
 
certified 認められ
 certifyに「認定する、資格を与える」という意味があります。名詞型certificate
は「免許証、証明証」など物体として残るものを表します。対して、certificationは概念で、不可算名詞です。「彼はあの子のガールフレンドになる資格があるよ。」と言いたい時は後者を使います。
 
federal 連邦の
 アメリカなど、高度な自治権を持った「州」が集まって国家になっている形態を連邦国家と言います。州ごとに法律があり、ある州では不法侵入者は射殺しても罪に問われないという制度もあったりします。
  
squarely まともに、正直なところ
 squareが四角を意味します。もともと「四角に、直角に」という意味が転じて、その生真面目な雰囲気から、「正直に、公平に」などの意味が派生しました。
 
 
いかがでしたか。結構難しい表現があって、初見じゃ厳しいかもしれませんね。