APEXとかいうただの時間の浪費
apexは面白いと思う。日本で流行ってるのも頷ける。ただ私はもう辟易してしまった。
僕にとってのはじめてのfpsがまさにこのapexであり、バトロワ系と呼ばれるジャンルにもはじめて手を出した。
レベル300を超えるところまでやり続けてきたが正直何度も辞めたいと思った。辞めたいなら辞めればいいじゃないかと思われるかもしれないが、それが辞められなかった。気づいたら手を伸ばしていた。もはや中毒症状、依存症のレベルに達していたのだと思う。
気づけば何もしていない1日の終わり。
apexを昼頃に始めてしまうといつもこうだ。
もうだめだこんな生活は終わりにしなきゃと思うのだが、気づけば戸棚にしまったはずのapexを取り出し、電源をつけ、キングスキャニオンへと降下しているのだ。
何も得るものがなかった。ただ惰性でやっていた。うまくなりたいと漠然とは思うが、具体的に意識しているものは何もなかった。
通常であれば私の性格からしてそんなことは許さないのだが、依存症にかかってしまうとそんなことはどうでもよくなる。脳が快楽を求めているのだ。
敵を倒すことの快感ではなく、ただただapexをプレイするということがご褒美なのだ。脳はそう勘違いしてしまっている。
そんなこんなで私はもう今日限りでapexから身を引くことを決めた。再びここに戻ることはあってはならないと強く思いながら。
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ゲーム性の観点から見ると、非常に面白いゲームだと思う。物資を拾い、敵と戦う。最後のスクワッドになるまで戦い続ける。いや戦わなくてもいいのがバトルロワイヤルの面白いところで、ひたすら逃げて順位を上げたい人もいるのだ。その戦略性の豊かさが人を魅了する一因であると思う。
ただ、一つだけ言わせて欲しい。短すぎる。利用時間分の戦闘時間が。ほとんどの場合最後のスクワッドになるまでかかる時間は20分前後であるが、戦闘時間はこの内のせいぜい半分もないぐらいが大半であろう。むしろ一回も敵と合わず、最後の最後で負けることもざらである。
戦闘時間以外の時間は物資を漁る時間、移動時間であり、これがひたすら長い。
10分以上かけて必死で武器、回復アイテムを揃えても、強敵と出会い、倒されてしまえばそれでおしまいなのだ。
そしてまたロビーに戻り、マッチングし、降下し、物資を漁りに行くのだ。何回も何回もこれを繰り返す。
言わせてもらう。はっきり言って異常である。10分以上かけて漁った徒労が一瞬にして無に帰されるのだ。そこには何も残らない。こんなことに10分を使うくらいなら、CDを傾けた時の色の変わり具合を
延々と眺めていた方がまだマシであるとすら思う。
大学生、社会人、中高生でこのゲームをプレイしている人、その10分はあなた方が受験期、テスト期間前、あんなに欲しがった10分ではないのか。
時給1000円のアルバイトをするとして10分働けば約166円稼ぐことができる計算である。君たちが何も考えずに物資を漁っている10分をアルバイトに使えば、普段ためらっているコンビニのスイーツが難なく買うことができるのだ。
もったいない。その10分でbbcニュース何本読めるか?散歩に行けば健康にもいいだろう。家族との会話は?勉強をしたっていい。
今君がapexをやっているまさにその時間である。私はドブに捨てているとしか思えない。思えなくなってしまった。
いや厳密に言うとずっと思えていたのだ。しかし辞められなかった。この事実が恐ろしすぎる。
このゲームに出会ってしまって、私は私の人生で多くのものを失ってしまったように感じる。
これからは考え無しに同じゲームをただ惰性でやることは出来るだけ避けたい。人生を惰性で生きることも避けたい。スカしたくない。
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※本文途中の時間が勿体無いとしていた下りは全て私が私個人だけに向かい書いたもので、今現在apexをプレイしている特定の個人を批判しているものではありません。